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読了率を上げる!採用サイト制作における「セールスライティング」の応用【連載シリーズ5 Day 16】

この記事でわかること

  • 採用サイト 制作における「読ませる」ための文章構成(PASONAの法則など)の活用法
  • 求職者の「自分事化」を促進し、共感から応募へ導くセールスライティングの技術
  • 抽象的な「やりがい」を、具体的で魅力的な「ベネフィット」に変換する言葉の選び方

多くの企業の採用担当者は「文章は正確に書くもの」と考えています。しかし、Wakkuは「文章は人を動かすためのエネルギー」だと捉えています。採用サイト 制作において、どれほどデザインが優れていても、文章が凡庸であれば候補者の心に火をつけることはできません。webマーケティングで培われた「売るための技術(セールスライティング)」をHRに転用することで、読了率は跳ね上がり、応募への熱量は着実に高まります。Day 16の今回は、言葉の力で採用を強化する方法を伝授します。

こんな方におすすめです

  • 採用サイト・採用広報の文案と導線に課題を感じている人事・広報担当
  • 媒体依存から脱却し、自社サイトで応募を増やしたい方
  • 30日で採用メッセージを言語化したい経営者・担当者
  • 「働く魅力」を具体的な言葉に落とし込みたい方

こんな方には向いていません

  • 求人票の量産だけを最優先し、サイト体験の改善を後回しにしたい方
  • 社内合意なく全ページを同時に書き換えたい方

「説明」するな。「提案」せよ

採用サイトの文章が退屈な最大の理由は、それが「会社の説明」に終始しているからです。「わが社は〇〇を設立し、〇〇という事業を展開しています」という事実は、候補者にとって「他人事」です。採用サイト 制作においてセールスライティングを応用するなら、主語を「候補者」に変える必要があります。

「わが社に入れば、あなたのキャリアはこう変わります」「あなたの持っている〇〇というスキルが、わが社のこのステージでこのように爆発します」という、候補者の未来に対する「提案」こそが、高い読了率を生むのです。

PASONAの法則を採用に落とし込む

マーケティングの王道であるPASONAの法則は、採用サイト 制作でもとても強力です。

  • Problem(問題):今の仕事で正当に評価されていない、成長が止まっていると感じていませんか?(潜在的な不満の顕在化)
  • Affinity(親近感):私たちもかつては同じ課題を抱えていました。だからこそ、今の環境を作りました。(共感の獲得)
  • Solution(解決策):当社の〇〇という制度と環境が、あなたのキャリアを再加速させます。(解決策の提示)
  • Offer(提案):まずはカジュアルに、あなたの目指す未来を話しませんか?(具体的なアクション)
  • Narrow down(限定):今回の募集は、新プロジェクト始動に伴う3名限定の採用です。(緊急性の提示)
  • Action(行動):今すぐボタンを押して、第一歩を踏み出してください。(背中を押す)

具体的手順(「説明」するな。「提案」せよ)

  1. 「「説明」するな。「提案」せよ」に関係するページを1つ選び、見出し・リード・CTA前の一文をそのままメモする
  2. 初見の人が3秒で「自分ごとか」を判断できるか、社内の別担当者に読んでもらう
  3. 読者の不安を一行で書き、今の文案と矛盾がないか照合する
  4. 直す優先順位を「問い合わせ直前の離脱が多いブロック」から1つだけ決める
  5. 更新後、スマホ表示で段落の長さと句読点の位置を確認する

よくある失敗

  • 「「説明」するな。「提案」せよ」の説明が長くなり、結局何を今日やるかが伝わらない
  • 機能や沿革の説明だけが増え、読者の不安に答えていない
  • 社内合意が取れないまま複数ページを同時に書き換えて混乱する

今日の確認チェックリスト

公開前の7項目

  • ファーストビューで「誰のためのサイトか」が3秒以内に伝わる
  • 見出しだけ読んでも、記事の順番が想像できる
  • CTA直前まで、読者の不安に答える一文がある
  • スマホで段落が4行を超えていない箇所を句読点で分割した
  • 社内用語がそのまま載っていない
  • 内部リンクが2本以上あり、行き先が直感的
  • ワークシートの問1〜3を埋めた

実践ワークショップ

Day 16 ワーク:自社の魅力を「ベネフィット」に変換する

問1. 自社の「福利厚生や制度」を1つ挙げ、その裏にある「候補者のメリット」を言語化してください。

(例:『フルリモート可』→『通勤のストレスから解放され、子供との時間を毎日1時間増やせる』)

問2. 候補者が「今の職場で夜、布団の中で考えている悩み」を想像し、それを解決する一文を書いてください。

(例:『また明日も、誰にも感謝されない事務作業か……』→『あなたの緻密なサポートが、営業の成約を支え、顧客の笑顔を作る。そんな実感が持てる事務職です』)

問3. 自社の「厳しさ」を、ポジティブな「挑戦」の言葉に変換してください。

(例:『残業がある』→『目標達成の瞬間に立ち会うために、熱中して働く日もあります。その分、代休取得や達成感はどこにも負けません』)

ステップ4:社内で共有する一言メモ

Day 16で決めた優先フレーズを、Slackやメールで共有する用に20字以内で書いてください。

記入例:ファーストビューで「誰向けか」が一瞬で分からない点

ステップ5:次回見直す日を決める

2週間後の同じ曜日に、同じチェック項目で読み返す日時をカレンダーに入れてください。

記入例:トップのリード文 / マーケ担当 / 7/7午前

よくある質問

Q. セールスライティングを使うと、煽っているように見えませんか?

A. 採用サイト 制作におけるセールスライティングの目的は「騙すこと」ではなく「正しく伝えること」です。誠実な事実に基づきつつ、その魅力を最大限に引き出す表現を選ぶだけですので、嘘がなければ煽りにはなりません。むしろ、言葉を尽くさないことの方が、候補者への不親切と言えます。

Q. 文章が長くなってしまうのですが、読まれるでしょうか?

A. 「内容が面白ければ」長くても読まれます。反対に、内容が薄ければ100文字でも読まれません。重要なのは「長さ」ではなく「価値」です。候補者が抱く不安を一つひとつ解消し、期待感を高める文章であれば、3,000文字を超えても読了率は落ちません。

Q. ライティングをプロに外注する際の注意点は?

A. 「自社の現場の一次情報」を必ず渡してください。ライターは文章のプロですが、御社の「空気」は知りません。Day 3で解説したインタビュー音声や、現場の写真、社員の生の声などを豊富に提供することで、初めて魂の宿った採用サイト 制作が可能になります。

まとめ

Day 16のテーマ「読了率を上げる!採用サイト制作における「セールスライティング」の応用」は、明日の更新にそのまま活かせます。今日決めた1点を社内で共有してください。

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