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フェーズ2総仕上げ——主要ページ文案の整合確認【連載シリーズ12 Day 14】

この記事でわかること

  • Day8-13の成果を40字前後の約束メッセージで横断照合する
  • トップ→カテゴリ→PDPで語彙とトーンを統一する
  • 同一約束の繰り返しと矛盾をリスト化する
  • 優先修正は流入×CVRの高いページから
  • 整合シートを更新ルールとして残す
Day8から13まで、トップ・カテゴリ・商品詳細・信頼要素・比較表と、ページ別の文案を整えてきました。フェーズ2の締めくくりは、バラバラに良くしたページを「一つの店」として読めるか確認することです。40字前後の約束メッセージ、トーン、キーワードのズレを洗い出し、修正優先順位を付けます。 完璧を待たず、優先範囲での整合をもってフェーズ3へ進む判断も重要です。

こんな方におすすめ

  • ページごとに良い文案があるが店全体の統一感がない
  • トップの約束とPDPの見出しが別の訴求
  • カテゴリ名と商品名の語彙が連続しない
  • フェーズ2の成果を一覧化したい
  • 次フェーズ(購入導線)に進む前に土台を固めたい

向いていない方

  • まだDay8以前の土台(Day1-7)が未完成
  • ページ数が少なく整合問題が起きにくい
  • 全面リニューアル直後で文案が未着手
  • 多言語サイトで日本語版のみ先行
  • 代理店が別トーンで全ページ制作中

40字前後の約束メッセージの横断照合——ページ間で矛盾しないか

Day6で作った40字前後の約束メッセージシートを、トップh1・カテゴリリード・代表PDPのh1に並べて貼り付けます。三つを読み上げ、別の店に聞こえないか確認します。「安さ」「品質」「スピード」など、主軸がページごとに入れ替わっていないかがポイントです。

サブキーワード(静音・軽量・国内発送など)も一覧化し、どのページで必ず出すかを決めます。トップだけが「国内発送」で、PDPに一切ない、といった欠落を拾います。

禁止表現リスト(誇大・根拠なし比較)に触れているページがないか、全文検索で確認します。フェーズ2で追加した表やレビュー要約も対象です。

修正は一括ではなく、約束の主軸1つに寄せてから副次訴求を足します。主軸が3つ以上あると、どのページも中途半端に聞こえます。

進め方

  1. 40字前後の約束メッセージをトップ・カテゴリ・PDP3点に並べて読む
  2. サブキーワードの出現ページ一覧を作る
  3. 禁止表現の全文検索を実施する
  4. 主軸訴求を1つに絞る修正案を書く
  5. 修正後シートを共有フォルダに保存する

よくある失敗

  • ページごとに別の約束を掲げ続ける
  • 禁止表現が表やバッジに残る
  • 主軸が多すぎてどれも伝わらない

導線文案の連続性——パンくずからカートまで

トップ→カテゴリ→PDPのパンくずと見出しは、同じ語彙でつながります。「メンズ」→「男性向け」→「ユニセックス」のように呼称が変わると、購入者は別カテゴリに迷い込んだ感覚を持ちます。

カテゴリ一覧のリード文と、先頭PDPのリード文は、同じ約束の言い換えであるべきです。カテゴリで「忙しい朝に」、PDPで「就寝前のケア」とだけ書くと、シーンが断絶します。

関連商品・クロスセルの見出しも、店のトーンに合わせます。「おすすめ」だけでなく「同じシーンで使われている商品」など、文脈を足すとフェーズ2の文案資産が活きます。

内部リンクのアンカーテキストは、クリック先の約束と一致させます。リンク文言が「詳細はこちら」だけでは、SEOもUXももったいないです。

進め方

  1. パンくず〜h1の呼称ゆれリストを作成する
  2. カテゴリリードと代表PDPリードを並べて照合する
  3. 関連商品見出しをトーン統一テンプレにする
  4. 内部リンクのアンカーを約束ベースに書き換える
  5. 導線3本(代表カテゴリ)を実際にクリック確認する

よくある失敗

  • カテゴリとPDPで対象者の呼称が不一致
  • 関連商品ブロックが無機質な見出しのまま
  • アンカー「こちら」だけの内部リンク

修正優先順位と記録——フェーズ3へ渡す引き継ぎ

整合ズレは、流入セッション×直帰率×CVRの低いPDPから直します。全ページ同時修正は現実的でないため、売上上位20%SKUに絞った約束統一が効果的です。

修正内容は「ページURL・旧文案・新文案・理由・日付」の5列シートに残します。次の担当者や外部パートナーが、なぜその言葉かを理解できる状態にします。

フェーズ3(購入導線)では、カート・送料・決済の不安解消が主題です。フェーズ2で固めた約束と矛盾するカート文案がないか、今日のうちにメモしておきます。

整合確認は四半期ごとに繰り返します。SKU追加・セール・カテゴリ再編のたびに、約束シートを更新する日をカレンダーに入れておきましょう。

進め方

  1. 修正対象を売上上位SKU20%に限定する
  2. 5列の修正ログシートを作成する
  3. フェーズ3で触るカート文案との矛盾メモを書く
  4. 四半期レビュー日をカレンダー登録する
  5. 完了したページにチェックマークを付ける

よくある失敗

  • 全ページ同時修正で公開が遅れる
  • 修正理由が残らず次回同じズレが起きる
  • フェーズ3文案がフェーズ2約束と矛盾

フェーズ2完了の判定——次に進める状態か

フェーズ2完了の判定基準は、トップ・主要カテゴリ3本・売上上位SKU20%で、40字前後の約束メッセージとトーンが一致していることです。全ページ100%一致は目標にせず、優先範囲での一致をもって完了とします。

未修正ページは「フェーズ4バックログ」シートに移し、フェーズ3(購入導線)と並行しないよう、担当と期限を付けます。

フェーズ2成果物パッケージ:約束シート・修正ログ・禁止表現チェック結果・代表スクリーンショットを1フォルダにまとめ、関係者に共有します。

Day21以降の広告LP整合に備え、トップの40字前後の約束メッセージを1行でコピーできる状態にしておきます。

進め方

  1. 完了判定基準(優先範囲)を文書化する
  2. 未修正ページをバックログシートへ移す
  3. フェーズ2成果物を1フォルダにまとめる
  4. トップ40字前後の約束メッセージをコピー用に固定する
  5. 関係者へフェーズ3開始を共有する

よくある失敗

  • 全ページ完了までフェーズ3に進まない
  • 修正ログがなく次フェーズで同じズレ
  • 成果物が散在し引き継ぎ不能

今日の実践メモ(Day 14)

焦点:トップ〜PDPの約束一致 — 読むだけで終わらせず、読了後に末尾の「今日の確認チェックリスト」ですべて確認してください。

禁止表現リストに抵触しそうな形容詞(最上級・断定)は、トップ〜PDPの約束一致の文案から先に削ると安全です。

スマホ実機でファーストビューを3秒見て、40字前後の約束メッセージが伝わるかを確認してから次のDayへ進みましょう。

Day14の補足:トップ〜PDPの約束一致では、ECサイト上の優先ページ1つに絞って文案メモを残すことが要点です。

今日の論点「トップ〜PDPの約束一致」は、40字前後の約束メッセージと矛盾しないか最後に1行チェックしてください。

今日の確認チェックリスト

  • 40字前後の約束メッセージがトップ・カテゴリ・PDPで並置確認済み
  • サブキーワードの欠落ページがない
  • 禁止表現チェック済み
  • パンくず〜h1の呼称ゆれリスト作成済み
  • 修正優先順位(上位SKU)が決まっている
  • 5列修正ログシートがある
  • フェーズ3引き継ぎメモがある

実践ワークショップ

問1:トップ・代表カテゴリ・上位PDPの40字前後の約束メッセージを並べ、矛盾を3つ書き出してください。

記入例:主軸訴求・対象者・シーン。

問2:パンくずからh1までの呼称ゆれを1導線分リスト化してください。

記入例:同じ概念の言い換えを揃える。

問3:修正優先SKU5件と、直す約束1行を決めてください。

記入例:流入×CVRで優先。

よくある質問

Q. フェーズ2で直すべきは全ページですか?

A. まず売上・流入の上位20%SKUと、トップ・主要カテゴリに絞るのが現実的です。残りは四半期レビューで順次。

Q. 約束が少し違っても問題ないですか?

A. 意図的な言い換えは可ですが、主軸が別物に聞こえるズレはCVR低下の原因になりやすいです。

Q. 整合シートは誰が更新しますか?

A. EC担当・制作・広告のいずれか1名をオーナーに決め、SKU追加時に必ず触るルールを付けます。

まとめ

フェーズ2の総仕上げは、良いページを「一つの店」の物語にそろえる作業です。40字前後の約束メッセージの横断照合と修正ログを残せば、フェーズ3の購入導線文案もブレにくくなります。明日からはカート放棄の心理と、離脱直前の不安解消に入ります。改善した文案は、40字前後の約束メッセージシートと修正ログに必ず記録し、2週間後に購入CVRまたはカート離脱率で効果を確認してください。

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